2008年 7月 の投稿一覧

メンズノンノが語る「ファッションで一番大切なこと」

メンズノンノ8月号はストリートスナップ特集。
その中でスナップを選んだスタイリスト達の座談会が載っていたんですが、その一人、和田真教氏の発言に仰天してしまいました…。

でもファッションで一番大切なのはどれだけその服が好きで選んで、着ているかって部分だと俺は思うし、それってやっぱり服を着たときに、見えてしまうんだよね

つまりコスプレイヤーが最強にオシャレってことですね。わかります。

という揚げ足取りはともかくとして、この和田ってスタイリスト、この一言に含まれている大いなる矛盾がわかってないんじゃないだろうか。

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ファッションはアートなのか?

よく「ファッションはアートだ!」とか、「モードは芸術だ!」とかいう文章を目にするけれど、はたして本当にファッションはアートなのか?

今日はその辺に深く切り込んでみたいと思います。

本来この手のネタは「Alcesteのファッションブログ」で書くべき内容なんですが、いかんせんまだ推敲途中のものであるため、こちらに掲載してみました。

さて、ファッションデザイナーと呼ばれるとおり、ファッションとはあくまで「デザイン」の分野の物、と「一般的」には考えられています。

ところがファッションやモード(流行)に敏感な人たち、見識者の中には、「ファッションはアートである!」と声高に叫ぶ人たちがいるんですね。

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最近の歌詞は安直なのか?

作詞の勉強本 「目線」と「発想」の拡大が共感を生む物語を描き出す鍵となる
島崎 貴光
4845627582

歌の歌詞の中で一番使われる言葉は、「愛」なんだそうです。
世の中には本当の「愛」が少ないから、逆に「愛」の歌が求められるんでしょうか。

しかし最近の歌の歌詞を聞いていると、あまりに安直なものが多すぎるのではないか…と思ってしまいます。

なんというか昔はもう少し歌詞に想像力を働かせる部分とか、隠喩的表現があったように思うのだけれど。
今では感情ちょく出しの歌詞が非常に多いんですよ。

映画に例えると、戦争反対というテーマをいいたいだけなら、単に反戦運動に参加すればいいだけの話です。映画でそのテーマを語るということは、いかにそのテーマを物語にうまく反映させて観客に提示できるかだと思うんですね。

歌詞もそれと同じで、例えば恋愛の歌なら、ただ好きだという言葉を使うのではなくて、好きだという感情をもっと具体的なエピソードや行動に落とし込むことが大切なはず(だった)。
作詞家は直接語るのではなく、高度な表現方法を用いていた。そして読み手もそれを理解する経験値があった…と思うのですね。

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コムデギャルソンの本質ってなんだよ!?

このブログは基本的に毒舌で批判的にいこうと思っているのと、やはりファッションについて語っていきたいと思っているワケですね。
ということで、今日はコムデギャルソン信者の話題ですよ~!

mixiのコムデギャルソンコミュを見ていたら、「最近のギャルソン嫌い 昔のギャルソンが好き♪」なるトピックが出来ていたわけですよ。
まぁなるほどなぁと思っていたら、途中、

「最近の若いヤツはギャルソンの本質がわかってない」

とか言い出してる人がいたんですよ。なんだ、それ?と。
まず、じゃぁお前はギャルソンの本質わかってんのか?と。みんなにわかるように説明してくださいよ。と思うわけですよ。

というか、昔の人も最近の人も、超ロングセラーの「詭弁論理学」くらい読まないんですかねぇ。
その中では、「「絶対的」「本当の」「本質的」なんて言葉は、詭弁みたいなもの」とハッキリ言われてるわけなんですけどね~。
同著はこうも言ってますよ。

「『本質的な』という言葉は『オレが言いたい』と同じ意味ではないかと私は疑っている。<中略>なにが『本質的』なのか、『本当』とはなんなのか、なるべく具体的な言葉におきかえさせることである」と。

と言うぐらいですね、本質なんて言葉は詭弁のようなものとして日常茶飯事に使われているわけですよね。
そしてこういう言葉を振りかざす人は、議論で追い込まれると「結局個人の見解の違い」とか「経験したことのない人にはわからないもの」とか、これまた究極の詭弁で逃げるわけですよ。こういうのはもう中二レベルのヘリクツですわ。
そんなヘリクツぶちかましておいて、議論に勝った気でいる、いいこと言った気でいるというね、もうそれだったらはじめから議論するなよと言いたいですよ。

おまけに例のトピックではこんな言葉まで出始めてるし。

「批判するやつは、じゃぁ自分で作ってみろよ!」って。

それって全く議論になってない、めちゃ強弁ですよ。そんな矛盾にも気がつかないのかなぁ。

それとなんでギャルソンだけ特別視してんのかと。アンタの意見は他のブランドにも当てはまるわけで、川久保玲だけの話じゃないでしょ。それをギャルソンだけを神格化して語るのは変じゃないかと。

というか、結局は「好き」ってだけの感情を、無理矢理ヘリクツこねて大仰に語ってるだけの人が多い気がしますね。まぁまさしく「オレのいいたいことと違うじゃねぇか!」的な。慇懃無礼なバキバキの上から目線も素晴らしいですよ!

全体的に偏ったギャルソン信者は、まさしく信者特有の盲目さと、思想的にも知識的にも狭量なんですよね。その信者っぷりが客観視できないところに、信者たるゆえんがあるのかもしれませんね~。

立体裁断とは何か?

立体裁断って、意外と勘違いしている人が多いですよね。

曰く「人間の身体は元々立体なんだから、立体裁断を売りにするのはおかしくね?」とか、
「テーラリングは元々立体裁断だろ~」とか。

実はこれ、両方とも勘違いなんですよね。
洋服作りに携わっている人には今更だとは思いますが、
「立体裁断」とは、「立体的な構造の服」を指す言葉ではなく、「立体上で裁断していく手法」のことです。

辞書で調べると、こうでてきます。

「洋裁で、人体や人台に直接布地を当てて形を定め裁断する方法。ドレーピング」

立体裁断(ドレーピング)に対し、平面上で型紙から展開作成していく方法を「平面製図(平面裁断)」と呼びます。

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