デザイナーのミリ単位のこだわりってなんだよ!?


よくいるじゃないですか、

「ミリ単位でこだわってます」
と平然と言い放つファッションデザイナーがッ!

(別にジョンローレンスサリバンのことを言ってるわけでは…ありますがw)

でもミリ単位って、2~3ミリの違いを意識できるってことですか?
2~3ミリの違いがきちんと服に反映されると思っているってことですか?

ハッキリ言いますが、それは大嘘です。
もし本気で信じているとしたら、そのデザイナーはニワカです。
服飾業界の常識を知らないとしか思えません。


縫製誤差はどうする!?

まず第一に、服には縫製誤差というものがあるわけですよ。

服は工業製品みたいに型にはめて作ってるわけじゃない、人の手で一枚一枚縫い合わせているわけです。
だからどうしても誤差が埋めきれない。

テーラーならいざ知らず、普通の縫製工場では、公言こそしないものの「5ミリくらいの誤差は、縫製誤差の範囲内」と言い切ってます。
正直その程度の誤差は測り方次第でごまかしもきくので、パターンオーダーでも誤差範囲で扱われています。
パンツのお直しなんて、みんな気がつかないだけで、右足と左足5ミリぐらい平気でずれてます。

日本の縫製レベルが幾ら高かろうと、時間と費用の関係で、そのレベルを維持するのがやっとなわけですよ。

イタリアの手縫いのスーツなんつっても、重要じゃない箇所は1センチくらいずれてるのは当たり前ですから。
身頃がずれてても、素人レベルでは気がつかないんですよ。

そんな状況を考えたら、デザイナーやらパタンナーがパターン上で幾ら細かく指定していたとしても、
結局できあがる服は、ミリ単位を反映できてる服になるわけが無い…ということです。

もう一つ、プロのテーラーでも、2~3ミリの違いを把握するのがやっとということです。
(これは身内のテーラーに聞いた話ですが)

確かに何年も修行を積んだテーラーなら既製服の誤差なども見分けることができます。
しかしテーラー自身が作ったものも、完璧に1ミリの狂いも無く作れるわけではない。
どうしても微妙な縫製誤差は出てしまう…ということでした。

そりゃ素人だって、ジャケットのエリ幅や、袖丈、着丈なんかは5ミリ単位くらいは把握できるかもしれません。

でも十年以上修行を積んだテーラーでさえ、微妙な誤差が出るとわかっていること。
しかしそれはテーラーだからこそわかる誤差であって、
一般人には絶対に2~3ミリの誤差の違いなんて体感できないこと。

これらはテーラリングを知るものなら常識の話です。

人間は左右対称じゃない!?

それからもう一つ言わせてもらうなら、
人間の身体は左右対称じゃない。
袖丈、肩幅、左右の足の長さ、肩の高さ、そういったものが微妙に違うわけですよ。
その差も2~3ミリの誤差として出てしまう。

既製服でミリ単位の拘り、しかもテーラードジャケットが得意と満面の自身で答える人は、
その非対称な人間の身体に対して、なんらの意識も持ってないってことなんでしょうか?

「縫製誤差があるから、ミリ単位で服作りはできない」
そう公言することは難しいでしょう。

しかしそういう問題があるということを知っているデザイナーなら、
もっと違った回答をするのではないかと思います。

「ミリ単位のこだわり」に騙されてはいけません。
もはや「ミリ単位のこだわり」はただの宣伝文句に過ぎないのではないかと思います。

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コメント

  1. ミシン より:

    量産で全て誤差無しで上げるのはもちろん難しい話ですけど、その服をデザインしその服の細かい丈など各所各所の寸法を出す時、こういった事を言うんだと思います。
    コレクションをやるブランドならランウェイに出す一着一着を作る時、フィッティングの際、ミリ単位の修正が行われますし。
    デザイナーは消費者が思ってる何倍も自分の作品にはデリケートですから。
    服作りを長くやっている人ほどミリって単位は大きくなるものです。
    普通の人が頭に浮かべる2ミリとは違うと思います。

  2. だいき より:

    ミシンさんに同感。
    縫製じゃなくて、デザイン面でしょ?
    なぜ縫製誤差という部分だけで大ウソだとか、そんなことが言えるのか、不思議でならない。
    デザイナーと話したことのある人のメッセージならまだ
    説得力があるけど。
    この文章、削除した方がよいのでは?

    あと、クロケット&ジョーンズのやつね。
    あれはもっとひどい。
    論拠も全部他から引っ張ってきてるだけで、靴の事を全く知らない者の言葉としか思えない。
    雑誌の情報に惑わされちゃいけないのなら、
    雑誌に載っていたであろう山田五郎氏のコメントを抜粋するなよ。言わされていないとでも思ってんの?
    都合のいいところだけ参考にするわけ?
    だったら、個人的な感想を述べるだけのHPにしなきゃ。

  3. Alceste より:

    > ミシンさん
    > だいきさん
    そもそもこの文章をよく読んでいただければ、単なるデザイナー批判だけではないことがわかっていただけると思うのですが。

    また全てのデザイナーがミリ単位の感覚がわかるわけではないでしょう。(サリバンのデザイナーなんかは分かるとは思えないし)
    もし1~2ミリ単位の感覚がわかるデザイナーだとしても、それならコレクションと実際の商品が違うことを、きちんと公言すべきではないですか?
    詳しくはこちらをお読みください。
    ファッションはアートなのか?
    http://blog.alceste.net/archives/83

    もう一つ、デザイナーにとってミリ単位のこだわりが当然であるなら、なぜわざわざミリ単位のこだわりを宣伝文句にするのでしょうか?
    テーラーが「ミリ単位に拘ってますよ」なんて発言したら失笑物でしょう。
    その矛盾に気がつかずないこと、が恥かしいことなのではないでしょうか?

    > だいきさん
    書き込みをするのであれば、きちんとマナーを守っていただきたいと思います。
    また批判するのであれば、その批判の根拠を提示するべきではないでしょうか?靴のことがわかっているなら、クロケットのどの部分の良し悪しを語っていただきたいですね。

    まず色々間違っているので、指摘します。
    > 縫製じゃなくて、デザイン面でしょ?
    デザインと縫製と別々のことのように語っていますが、縫製もデザインの内です。単純に造形をデザインと勘違いして使っている人が多いので、この用語はハッキリ使い分けて欲しいところです。
    また自分はブログをやっている関係で、実際のデザイナーやパタンナーの友人も
    多く、服飾業界のことはよく聞いています。しかしそのこと自体が文章の根拠を強めるとお考えなら、それは単なる詭弁でしかないと言うことを理解してください。

    > 雑誌に載っていたであろう山田五郎氏のコメントを抜粋するなよ。言わされていないとでも思ってんの?
    発言元を抜粋したのはユニオンワークスの中川氏です。よく記事を読んで批判してください。
    中川氏の発言の信憑性は読む人個人に任せたいと思います。

    ただし近いうちにクロケットジョーンズと他の靴を徹底比較した記事を載せる予定ですので、それでクロケットジョーンズのつくりについては大体わかってもらえると思いますよ。
    ぜひそちらの記事を読んでから、また批評していただきたいと思います。

  4. だいき より:

    ほかの靴とC&Jの徹底比較、楽しみにしております。

    細かいことはココでは置いておきます。
    わかっていないと言った理由を、alcesteさんご自身の言葉を引用して、端的に述べます。

    >その批判の根拠を提示するべきではないでしょうか?

    これそのものです。
    具体的にいうと、根拠が不十分だということです。

    僕の意見を言いましょう。
    「C&Jが本当に良い靴かどうか」…
    そんな事を考えることが、バカバカしいのです。

    なぜバカバカしいのか?
    C&Jの記事を見かけた時から疑問を抱いていたのですが、
    先日、偶然この記事を同じように非難したブログ(かな?)を見つけました。

    そこに私がコメントを寄せてあります。
    それこそが言いたいことです。
    直リンクはイヤなので、ご自分で探してください。
    たぶん「クロケット&ジョーンズは本当に…」とかで
    検索したら引っかかると思います。

    ひとつ断わっておきますが、
    alcesteさんのブログ自体を否定するつもりはありません。
    「佐々木希と森ガール」
    などについては、文章通り、それでいいと思いますし。

    まあ、ここまで何かを言わずにいられない人間を一人生み出したこと自体、このブログは成功と言えるかもしれませんね。

    「ミリ単位」についても根拠の点は同じです。

    その程度の考察で大ウソだと「ハッキリ言って」はいけません。
    「嘘だと思う」ぐらいにしてください。

    ハッキリ言いたいのなら、条件は1つ、百歩譲って2つです。
    「ミリ単位でこだわっている」と言ったデザイナーに、

    ・いったいどこについてミリ単位でこだわっているのか
    ・そんなこだわりわかるわけないじゃないか

    と、取材してください。
    そしてそのデザイナーの返事をここに載せてください。
    その上で「ご自身のお考え」をキッチリと述べた上で
    嘘だというのなら、説得力はあるでしょう。

    百歩譲って納得させる方法は、
    そのデザイナーの「ミリ単位のこだわり」はどこなのか、
    それを述べている本やブログからここに引っ張ってきてください。あとは同じです。

    ファッションなんて「センス」ひとつです。
    私はalcesteさんのセンスが見たいんです。


    以上です。

  5. だいき より:

    補足を。

    「ミリ単位」については、特に言いたいことはほかにありません。そもそもファッションについてそんなに造詣深くないし。

    しかし靴については、その限りではありません。
    本当は4~5個指摘すべき点がありますが、敢えて伏せています。
    なぜかというと、徹底比較が見たいからです。

    わかりにくくてすいませんね。

  6. alceste より:

    コメント欄を開放しているのは、建設的な意見交換ができるかもしれないと思っているからです。
    しかし実際には揚げ足取りの詭弁や強弁、根拠の無い批判、慇懃無礼な感情論や自己正当化のコメントが多く、正直辟易しています。

    今回のだいきさんのコメントについても、
    最初からタメ口けんか腰ですし、矛盾だらけですよね?
    そして本当にブログの内容を理解していただけているのでしょうか?

    そちらの根本的な間違いの指摘は無視しているのに、こちらの言い回しのあげあしを取る。
    そちらは批判の根拠を全く提示していないのに、こちらの提示した根拠は甘いと批判する。
    そちらの批判意見は隠しておきながら、後出しジャンケンで勝つ気でいる。
    またそちらの意見は検索してくださいといいながら、こちらの記事のデザイナーのインタビュー元などは一切検索しないとか。
    「だったら、個人的な感想を述べるだけのHPにしなきゃ」と否定していながら、「ブログ自体を否定するつもりはありません」と言う。
    ファッション記事を粘着して否定しておきながら、「そもそもファッションについてそんなに造詣深くないし」と逃げ道を用意しておく。
    そして「あれはもっとひどい」「全く知らない者の言葉」「バカバカしい」とマナーを疑いたくなるような文言の連続…。

    こちらの話も聞いてもらえず、なおかつ感情的に意見をころころ変えられては、まるっきり議論にも意見交換にもなりません。

    確かにブログは面白おかしく読んでもらうためや、テンポの問題で文章を簡略したり、あえて言い切ったりしています。
    その点について鼻持ちなら無いというのであれば、こちらの力不足なのかもしれません。
    しかしよく読んでいただければ、今回の記事に関しても、こちらが条件付き仮定で話をしていることや、単純にデザイナー批判をしているだけではないことはわかっていただけると思うのですが。

    またあなたは何か意見を言う時に、全部その相手にインタビューしたりしているのでしょうか?
    大体そんなことを言い始めたら、世の中の記事のほとんどが意味を成さないということになりませんか?

    もう一つ、気になったことがあります。

    > ファッションなんて「センス」ひとつです。
    自分はこのブログで何度もファッションがセンスだけではないことを書いていますが、そういった意見はまるっきり理解していただけてないのでしょうか?
    センスとはなんですか?ファッションは本当にセンスだけなのですか?よく考えていただきたいです。

    靴についてはこちらも専門家ではないので、色々間違いや勘違いもあるでしょうし、見識者にそういった点を指摘していただければ、素直に訂正等した上で、意見は尊重したいと思っています。

    しかし多分だいきさんとのこれ以上のコメントのやり取りは無意味だと思います。
    これ以上失礼な書き込みが続くようでしたら、コメント削除やIPブロックなどの対応をさせていただきたいと思います。
    もしそれでも御意見等がありましたら、メールアドレスを後悔していますので、そちらからご意見ください。ではご了承ください。

  7. だいき より:

    了解しました。
    もうやめましょう。

  8. riku kizukata より:

    こんにちは。
    毎回楽しく読ませて頂いています。
    正直言って、批評にかかわらず、これからも好きなように、はっきり言葉で表現して頂きたいと思っております。
    僕もMODE製作の立場の人間なのですが、結局、何を言いたいのかわからないコメントばかりで、返答するのも困っているのではないかと思います。センスなんて言われたら解答なんてないものですし…。
    この記事は日本のMODE、そして、FASHIONの考え、哲学、姿勢に対して正しい記事だと私は思います。
    1ミリにこだわるなら、医学的な解剖学と美術解剖学を極めなくては行けませんし、人種によってパターンを変えなければいけません。
    なので、僕は極論として1mmの表現に対してパフォーマンス、コマーシャルだと考えます。
    海外では誰もそんな事言いません。
    止めましょうこんな事。美しい国なのに。



     

  9. 通りすがり より:

    お取り込みのところ失礼しますが、「ミリ単位うんぬん」ってのは、「自分は強くこだわって服作ってるんだ」って意思の単なる比喩的表現だと受け取るのが普通だと思いますよ。
    かのルカ・オッセンドライバーも似た様なこと言ってますし…↓
    http://www.asahi.com/fashion/topics/TKY200911260306.html

    ルカが製造公差について知らないってことないでしょうし、こういう言い方を宣伝文句に客を引っ張る意図があるとも思えません

    JLSが趣味に合わないのはわかりますけど、こんなふうに言葉を部分的に取り上げて批判するというのは、それこそ揚げ足取りなのでは?
    皆さん、あんまりカッカしないほうがいいですよ。

  10. alceste より:

    > riku kizukataさん
    コメント&応援ありがとうございます。嬉しい限りです。

    自分の発言が正しい…と思えるほど尊大ではないつもりですが(苦笑)、ただそういう批判視点、短所を紹介する記事等がもっとあってもいいとは思っています。
    そういう意味では発言をすること自体は間違いではないのかな…と。

    > 1ミリにこだわるなら、医学的な解剖学と美術解剖学を極めなくては行けませんし、
    > 人種によってパターンを変えなければいけません。

    一般的なデザイナーはデザイン画書くために人体デッサン習うでしょうから、基本的に解剖学の重要性も理解しているはず…だと思います。ですからこだわり始めるとダヴィンチじゃないですが、ホントに解剖学まで突き詰めないといけないかもしれないですね。
    あと以前のブログ記事でも書いたことありますが、確かに人種によって骨格が全然違うので、本来はそれも考慮する必要があるんじゃないの?とは思います。結局最大公約数にあわせる妥協があるとは思うんですけど…そういうのは公言されないですからね~(苦笑)


    >通りすがりさん
    > 「ミリ単位うんぬん」ってのは、「自分は強くこだわって服作ってるんだ」って意思の
    > 単なる比喩的表現だと受け取るのが普通だと思いますよ。

    実際にミリ単位を意識できてそれに拘るデザイナーやパタンナーはいるでしょうし、比喩表現ではないと思います。
    (またどこをミリ単位で拘るのか…という主語が本当は重要だと思うんですけどね…)
    ただミリ単位を意識できる人はそれが商品に反映されるとは限らないこともまた理解しているので、普通はそういう発言の仕方にはならない…と思われるわけです。

    またジョンローレンスサリバンの場合、「テーラードを重視し、ミリ単位までこだわりをもってデザインしている」と断言してます。
    (基本的に個人ブログとかを除けば、公にブランドの紹介文を書く場合、文章にもプレスからのチェックが入りますから、各メディアにもそう紹介するようにサリバン側からの「要望」がいってるはずです)
    別にサリバンの服自体は、流行を取り入れて売りやすく着やすい商品だと思います。しかし「独学でテーラードを学んだ」という実際にはテーラード学んでないデザイナーが、「俺はテーラードが得意」と自信満々に発言している様はちょっと…と思いますね~(笑)

    リンク先のルカ・オッセンドライバーの発言は、よく読めばわかりますがスーツの肩パッドの厚さについて語っているわけで、全く別の話ですよね。
    ルカオッセンドライバーの場合、スーツにおけるデコンストラクションを掲げるデザイナーですから、肩パッドのなどテーラードの芯地等に拘っているのは当然でしょう。
    それと今回の話とをつなげるのはちょっと無理があるように思います。

    まぁあんまりカッカしないように努めますので、ご容赦を(苦笑)

  11. 小室哲哉 より:

    人の批判にビクつきながらこんな煽り記事を書く理由がよくわかりません。
    alcesteさん、ツイッターで相当てんぱり過ぎです。

  12. スギゾウ より:

     ブログという場は「個人的な見解」を好き勝手に述べていい所であると思っていますので、何をどう批判しても構わないと思います。毒舌ファッションブログは、普段あまりお目にかからない批判が出てくるので、人気ありますよね。その点でAlcesteさんのブログは僕としては面白いと感じています。


     ブログの書き手が自由に書く。それは正しい姿です。そしてそれと同時に、読者が自由にコメントをする姿も正しいのではないでしょうか。「嫌なら見るな」と言う方も中にはいますが、それだって裏を返せば「(批判が)嫌なら公開するな」ということになってしまうんですよ。もちろんコメントをする際に最低限のマナーはあると思います。けれど、あなたがするような批判を、誰かが批判することは良いことだと思うんですよね。


     馴れ合いだけをしたいのであれば、mixiのような場で友人のみに公開し、賛同コメントだけを得ればいいはずです。「全くです」「その通りです」「最高です」そんなコメントだらけの記事、僕は何の興味もわかなくなると思いますけどね。


     批判に怯えてしまっていたら、批判は出来なくなってしまいますよ。記事内容に自信があるなら、もっと堂々としましょうよ。読者全員を納得させる必要なんて無いんですよ。いろんなブランドにいろんなファンがいるわけですから、批判記事を読んで気分を害する人だっているでしょう。僕のように一つの参考として受け止める人間もいます。結局のところ「人それぞれ」という言葉に集約されてしまうわけですが、それではつまらないわけですよ。つまらないから、Alcesteさんはこういった記事を公開しているのだろうと、僕は思っています。


     長くなってしまいましたが、僕はこのブログ好きですので、これからも応援していきたいと思います。色々あるとは思いますが、好き勝手書いてくださいね。それでこそブログの価値だと思っていますので。それでは失礼いたします。

  13. alceste より:

    > 小室哲哉
    > 人の批判にビクつきながらこんな煽り記事を書く理由がよくわかりません。
    礼節を守った正当な批判であれば真摯に対応したいと思いますが、例えば話の通じない相手から絡まれたら誰だって気持ちのよいもんでもないでしょう。
    あと煽り記事を書いてるつもりはないですよ。批判している内容をよく読んで見てくださいな。


    > スギゾウさん
    色々ありがとうございます。同意する部分も多いといいますか、仰ることはよくわかります。
    ブログを書くこと、そして批判記事を書くことはそれぞれ理由があります。そして一応批判内容にも色々気を使っていることもあります。ただコメント欄では書ききれる内容でもないので、また別の機会にちゃんと語ってみたいと思います。
    まぁこれからもファッション業界等に対しての批判記事は書いてくと思いますよ。それだけ納得できないことも多いわけなので。
    ですので今後もぜひ楽しみに読んでくださいな~。

  14. narayoshinori より:

    はじめまして、私はシャツの素材、縫製に30年関わっている者です。
    意見交換を楽しく読ませていただきましたが、ミリ単位というものに二種類あることが忘れられている議論のような気がしています。
    さらに言えば、ミリ単位の意味が議論されていないと感じています。
    alcesteさんは解って書かれているような気がしていますが、文章上でそれがうまく表現できていない気がします。
    パターンには見た目のデザインと着心地に関わる部分とのミリ単位というものがあります。
    私が業界で学んできたことから言わせていただくと、見た目のデザインにはミリ単位のこだわりがあって良いと思います。
    着心地に関わる部分については世界的評価の高い製品を分解してみると5ミリのこだわりが必要かと思いますが、日本では5ミリを拾う技術を教えているところはないと聞いています。
    拾えないということはその5ミリの持つ意味が解らないということです。
    技術的に5ミリカットができるということと意味合いが解るということも違います。
    日本ということで言えば、意欲のあるアパレルは長い間欧州の製品をコピーしてきていますが、うまくいっているとは言いがたいと感じています。
    その理由の一つが5ミリを拾う目が養われていないためとも思っています。
    長くなるのでまずはこのへんで止めておきますが、ミリ単位にこだわって議論されている方々に申し上げたいのは、私の尊敬する方から服飾に関しては「パターン3割、縫製3割、仕上げ4割」と聞いています。
    その一つ一つに100%を目指すのは当たり間ですが、これも一つの答えかなと思っています。

  15. puramu より:

    初めてコメントを書きますが、いつも更新を楽しみにしています。

    私は服飾関係の仕事をしているのですが、alcesteさんの意見に賛同します。
    サリバンのデザイナーさんは「うちはそこまでこだわってるんだ」と言いたいのでしょうけど、一度でも作図から縫製、検品までを経験したことがあれば出てこない言葉だと思います。
    こんなこと服飾学生ですら理解していることです。
    装飾やステッチ等の細かいデザイン面でのミリ単位など当たり前のですし、このデザイナーさんのこだわる点はデザインだけなのでしょう。

    煽りや中傷が多いのもサリバンに人気がある証拠なのですかね…。

    これからも応援してます。

  16. alceste より:

    > narayoshinori
    とても参考になる意見ありがとうございました。
    自分自身も服飾関係者ではないので、どうしても実際アパレル業界で縫製している人たちの苦労や意見はとても重要だと思っています。
    自分個人の力はたいしたことがないでしょうが、そういう物の良し悪しをもっと世間一般に伝えて行くことが必要なのではないかと思っています。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします!

    > puramuさん
    例えばatoのデザイナーの松本さんは、あるインタビューで、1ミリが見えてしまうから(ある種無駄だと思っていても)ついついこだわってしまう。というような発言をしていました。
    これは判る気がするんですよね。デザイナーとしてのこだわりという意味で。
    でもブログ記事にしたデザイナーさん達は、縫製誤差、湿度による記事の伸縮とか、そういう一切の肯定を理解していないか、あえて伏せていると思えてしまうんですよねぇ。
    こういう宣伝文句が一人歩きしている限り、アパレル業界全体のためにはならないと、自分個人としては思うのですが。

  17. けんぐ より:

    だいぶ前のエントリに反応してすみません。

    http://www.shirt.co.jp/column/column_26.php
    ↑のシャツ屋のコラムは、作り手とお客の
    「価値観の違い」をよく表していると思います。

    こんなに情報があふれている時代だというのに、
    シャツの生地・ディテール、
    またそれを製造する工程に関する情報が
    それほど公にされていないのは悲しいですね。

    乱文失礼しました。

  18. sono1962 より:

    ミリ単位のこだわり・・・
    最低単位としてミリを使い、こだわりを持ってパターン引いてるの意でしょう。

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