最高級靴読本 Vol.3 永久保存版
Men’s Ex特別編集部
最高級靴読本(第三弾)を買いました。相変わらずすごい読み応えですね。
各靴ブランドの紹介と共に、国内最高峰の靴作りをするギルド・オブ・クラフツの山口千尋氏たちが、その靴の作りについて語ったコーナーがあるんですよ。題して「○○を斬る!」と。
しかしですね、よくよく読んでみると、全然斬ってない…。むしろ、
ホメ殺しじゃないですか!(笑)
しかし、そのホメ殺し状態の中でですね、明らかにほめてないブランドがあるんですよ!
それが「トリッカーズ」と「オールデン」です(笑)
トリッカーズについてはこう語られています。
山口「品質とかを見ていくと、この靴のことを僕は褒めてはいけないんですけど、なくなってほしくない靴であることは事実です」
それとオールデンではこう語っていますね。
山口「オールデンもトリッカーズみたいなもんです」
ってアンタッ、さっきトリッカーズの品質よくないって言ったばっかりやん!
池田「やっぱり雰囲気がありますよね」
って、結局褒めてるの、「雰囲気」だけですかッ!(笑)
他の靴については作りがどうこう凝っているって褒めてるのに、雰囲気褒めるだけって、ど~考えても、
褒めるとこ無いからですよね(笑)
更にアレン エドモンズの靴のところでは、
「(アレンエドモンズの方が)作りはもしかしたらオールデンよりいいかもしれないですね」と語ってますし。
もうダメだしですよ(苦笑)
こういう雑誌では絶対ブランド批判はできないでしょうから、裏を読んで靴の作りを判断するしかないんですけど…。
プロの目から見て結局何も言及できないということは、後は推して知るべしと言ったところなんでしょうか。
とにかく、素人が見てもわかりやすく、玄人が邪推してみると更に面白い本ですね(笑)
とりあえずクラシックスタイル好きの人は、ぜひ購入しておいて損はないと思います。お勧めです。
最高級靴読本vol.3を買った!
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コメント
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こんにちは。
私は靴を作る仕事をしているのですが、靴のまとまりから言うと、トリッカーズもオールデンもとても良くできている靴ですよ。人に聞いても同じような意見が多いですね。
日本のマーケットは、見た目や細かいところを気にする傾向があって、製品としての完成度はあまり重視されていないように感じます。
確かにどちらも作りは粗いですから。
どちらも道具である靴としての出来は、素晴らしいと思うのですが。
> Takaさん
> 日本のマーケットは、見た目や
> 細かいところを気にする傾向があって、
確かにそういう傾向強いですよね。
この記事はネタ的に煽って書いてますけど、自分もオールデンやトリッカーズは魅力ある靴だと思っています。造りは荒くとも、総合的にいい靴だから、靴好きに愛され続けているんだと思います。