オランダと言えば、世界一自由な国です。
安楽死の合法化、ドラッグ合法化、売春婦が立派な職業として認められ社会保障が受けられる上に、ゲイの結婚まで合法化されています。
これ以上ないほどの自由化っぷりには、さすがにちょっとやりすぎなんじゃないのと心配してしまうほどです。(笑)
しかしそんな世界一自由な国オランダでも、役人に対してある禁止令が出されたそうな…。
「スーツに白靴下はいかがなものか」と言って、オランダ財務省自ら、役人への白靴下禁止令を出したのです。これ笑い話じゃないんですよ。
自由だけでなく、服装に関しても伝統と格式を重んじる、なんともヨーロッパらしい話です。
ところがいざ日本を見てみると、平気でスーツに白靴下をあわせる不届き者が蔓延しているじゃないですか!(笑)
これもろくな正装を教えられない学校教育の賜物です。小さい頃から学生服に白いスポーツソックスなんか合わることを奨励しているから、大人になってもまともな服装術さえ身につかないのでしょう…。
なぜこんなにもヒートアップしているかと言うと、先日電車の中でとんでもない物を目撃してしまったからなのです。
その人は40代位の男性でした。
上質な白いレザーブルゾンに黒のハイネックニット、プラダスポーツのデニム地パンツに同じくプラダスポーツの茶のブーツ、プラダのナイロン手袋に、オマケに携帯ストラップまでプラダという、筋金入りのブランドマニアでした。(観察しているオレもかなりのキモさだ…笑)
ところが高級品を身にまとっているのにちっともお洒落じゃない。
それどころかはっきり言ってかなりのダサさをかもし出していました。というのも、彼のはいていた靴下は、ヨレヨレだるだるの白靴下だったんですよ…(驚愕) しかも座ってたからすね毛丸出し状態で…。
今時女子高生だってルーズソックスなんてはかないっつうの!と内心ツッコミまくり。いったいどうやったらそのコーディネートになるのか?全く理解できませんでした。
別に人様の格好にとやかく言えるほど自分もお洒落なわけじゃないですけど、でも幾らなんでもそのカッコによれよれ白靴下はないだろう…。これが黒のハイソックスだったら相当引き締まってカッコよかったに違いない…と思うわけですよ。
日常茶飯事で白靴下を合わせることが出来るというのは、もはや日本人の国民性なのでしょうか。それって思いっきり壊れた感性だと思えます(笑)
お洒落は足元からと言いますが、本当は靴だけじゃなくて、より靴下にも力を入れるべきなんじゃないか…そう思った次第です。