デザイナーズブランドやモード服を着たからといって、必ずしもお洒落になれるわけではないと思うんですね。
逆に非常に着こなしの難しい服とかもあって、とても一般人には着られないような物だってあります。
じゃぁ何故そんな服が必要なんでしょうか?
ファッションは車と似ているところがあると思うんですよ。
乗り心地や運転性能を重視する人、ステイタスとしてベンツなどを買う人、かわいさやマニアックなパーツ等からミニにはまる人、ただ早く走るために毎回ランエボをバージョンアップする人、ぴかぴかに磨いて飾っておくだけの人、馬力重視でカマロとか乗る人、夢を求めて過去のスーパーカーを選ぶ人、利便性や安さなどゆえに軽自動車に乗る人…。
ただ乗るだけなら、ホントはそんなに種類が必要なわけじゃないんです。でも色んな嗜好に合わせて、色々な車があり、それぞれの人たちの欲求を満たしてくれる。実はファッションも同じような物だと思うのです。
その中で、モード、デザイナーズブランドの服というのは、車で言えば、ただ早く走ることを突き詰めた物だと思うんです。普通の人にとっては無意味でも、走りを求める人にとっては欠かせないものなんです。
あるレーサーがバイトがてらにタクシーの運転手をしたそうなんですね。もちろんレーサーですから車の運転はメチャクチャうまいし、無事故無違反できちんと普通の安全運転も行えます。
ところがこのレーサーのタクシードライバーにはお客からのクレームが絶えなかったそうです。別に接客態度が悪いわけでもなければ、道に不慣れなわけでもない。じゃぁ何故か?
実は、彼はカーブや交差点を曲がるたびに、ドリフト走行していたそうなんです!(笑)
もはや車の運転がうますぎて、安全運転の感覚自体が常人と違っていたんですね。頭文字Dもビックリですよ。
これは極端な例かもしれませんが、運転技術を身につけた人は、たとえ普通の車に乗っていても早く走ることが出来る。そしてその腕を発揮できるような早く走れる車に乗れば、更にその性能を引き出し、極限の速さを求めることができるのではないでしょうか?
素晴らしい運転技術を持った人は、それゆえに走りを追求する多くの人たちから賞賛されるのでしょう。
モード服もそれと同じようなところがあると思うんです。
着こなしの技術を持っている人は、安い服でも充分お洒落に見せることができるでしょう。だけれど更にその上を目指そうと思った時、そこにデザイナーズブランド、モードの存在が必要になるのではないでしょうか?(まぁこれも一つの解釈だと思ってください)
さてさて、そんな自分はバキバキのペーパードライバーなのですが、せめてお洒落については「スポーツカーに乗ってるくせにペーパードライバーなの?」と言われないようにがんばりたいと思います(苦笑)
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