さて、今年もすでにクールビズの季節がやってきました。
しかしいざクールビズが始まってみると、ビジネスに相応しい服装と私服を勘違いした若者が結構いたりするんですよね。
客先での職場にもかかわらず、Tシャツ、ジーンズ、スニーカー、おまけにひどい人になると、スカルのシルバーリングにウォレットチェーンとかつけてたりする常識ハズレも少なくない…。(私服ならカッコイイと思うんですけど)
そんなわけで自分の職場では、毎年クールビズの季節になると、細かい服装の禁止事項が社内メールで飛んでくるわけです。
その中にこんなことが書かれていました。
「身だしなみとは、自分の楽しみ(お洒落)よりも、接する相手に不快感を与えないことを第一に考えた身なりのことを言います。(中略)ビジネスに相応しい服装を心がけるように徹底してください」
この一文を読んで、なるほどなぁと納得してしまいました。
お洒落とはあくまでも身だしなみという基本があって、その土台の上に成り立つものなのでしょう。
社会生活をおくる以上、人は社会性を意識し、最低限のマナー(この場合身だしなみ)を心がける必要があるわけで…。
車の運転に例えれば、交通法規を守り安全運転を心がけるといったところでしょうか。
しかし時折モード、デザイナーズブランドを着る人の中には、前衛的過ぎて身だしなみなんてぶっ飛ぶ位の人もいます(笑)
そういう人達は、安全運転どころか交通法規を破ってまで峠を攻める走り屋みたいなもの。
車の性能を最大限引き出し、高度なテクニックを競い合う世界では、安全運転以上の技術が求められるということなのでしょう。
お洒落を目指す人ほど、実はTPOに合わせた身だしなみの大切さを理解しているのかもしれません。
ところで話を戻して、この社内メールの禁止事項に、どうにも納得のいかないものがありました。
女性のメイク関係にも細かい禁止事項が書かれていたのですが、
一つ「濃いアイシャドウ、口紅の禁止」、二つ「匂いのキツイ香水の禁止」…、この二つまでは理解できるのですが、最後にとんでもない禁止事項が書かれていました。
「ノーメイク禁止」…(笑)
って、それって余計なお世話だろっ!と思わずツッコミたくなるというか、むしろツッコむところなんでしょうか?
これって一つ間違えればセクハラ発言とも取れかねない内容ですが、つまり女性のメイクも身だしなみの一つということなのでしょうかねぇ…?
男の自分からしてみれば、眠たい上に時間に余裕のない朝に、バッチリメイクなんかきめていられねぇ~と思うのですが(笑)
女性とは常々、身だしなみに毎朝大変な努力をしているものなのかもしれません。