スリーピース(三つ揃い)のスーツを着るときは、ベストの一番下のボタンははずすのが正しい着こなしです。
このベストの着こなしを定着させたのは、スーツ雑誌にも頻繁に登場するお洒落の達人ボー・ブランメルだそうです。
チョッキの一番下のボタンを外したのはブランメル三つ揃いの背広を着るときチョッキの一番下のボタンは外すことになっております。この習慣は19世紀の初めにジョージ四世が摂政殿下であったときに、ボタンを掛け忘れてパーティーに出席しました。飽食で腹がでっぷり膨れた殿下のことだけに、ボタンのはずれが余計に目立ちます。ロンドン社交界の花形であったボウ・ブランメルが殿下に恥をかかさないために、自分のチョッキのボタンをさり気なく外しました。パーティーに出席した人は服装のマナーには一家言を持つブランメルと摂政殿下が、揃ってチョッキのボタンを外していたので、最新の着装マナーと勘違いして、一斉に右へ倣えをしました。
http://www.fiberbit.net/user/eyeland/yofuku/vest.htm
ベストの一番下のボタンをはずすというのは、スーツのジャケットの一番下のボタンをはずすのと同じことなんですね。
ところがベストの一番下のボタンをはずすというルール、意外に知らない人が多いようです。というより、本来プロであるはずのデザイナーやスタイリストでさえ、知らずに間違って着こなしているのを多々見かけるんですね…。
