脱モテない系!その1~脱オタでモテるのか?


脱オタクファッションして、多少は清潔感あるお洒落になった。

いや、それどころか、脱オタまでして、自分を変えるために努力した。

なのに、なにゆえに、モテないのかっ!?


その気持ち、痛いほどわかります。


男が服装に気を使うようになる理由は一つしかないはず。
服装に気を使うのはあくまで手段であって、本当の目的はモテたい!

いやせめてモテなくてもよいから彼女が欲しい! 恋愛がしたい!




自分は漫画やアニメもそんなに詳しい方じゃなかったのですが、
コミケに行ってたどころか、むしろ少年創作で出品していたりとか(笑)
学生時代、平野耕太と友人だった頃、ある日突然いきなり電話がかかってきて、エロ漫画「エンジェルダスト」のアシスタント無理矢理やらされたことがあったりとか(笑)

自分では自覚してなくても、ハタから見れば、立派なオタクだったわけですよ!
むしろオタクの中のオタク、エンペラーロイヤルガード並のオタクだったに違いない…。

早い段階で服装は気にしていたつもりですが、それでも充分にダサかったんだと思います。
全然モテないというか、むしろ女性から嫌われることの方が多かった…(涙)

かなりお洒落になって、女の子と恋人達の聖地「東京ディズニーランド」へ行き、もうコレは絶対完璧大丈夫だろうと思って告白したら、それ以来一切連絡が取れなくなってしまったことすらありました…(絶句)

実はただオタクファッションを脱しただけでは、ただの「モテない系」へジョブチェンジしただけで、
そこからモテるタメには、より困難な道が待っていたわけですよ。

人は外見で判断されがちですから、脱オタクファッションをした時点で、一般レベルには昇格しているわけですよね。

でもそれだけでは、モテにはまだ程遠い。
「モテない系」から脱出して、「モテ系」にレベルアップすることこそが、本当はもっと難しいんですよね。

ということで、ハッキリ言うと、


脱オタクファッションしても、脱オタしても、モテない!


でも詭弁っぽいかもしれませんが、世の中にはオタクやオタクファッションでも、彼女のいる人もいる。(逆にすごくお洒落なのに彼女ができない人もいるわけですが) それは少数派かもしれないけれど。

そこにはまた別の「技術」があると思うわけです。

じゃぁ自分達のしてきた脱オタクファッション、脱オタは無駄だったのかと!?

いや、そんなことはありません。だって脱オタクファッションするまでに、色んな努力を積み重ねてきたじゃないですか。

オタクは劣等感のカタマリです。
幼少の頃よりいじめられていたり、クラスの女子からキモがられていたりしたことある人も多いんじゃないでしょうか?自分もそんな経験ありますよ。(遠い目をして…)
まともに女性と話したことないどころか、クラスの男子や会社の同僚からも異邦人扱い…時には明らかに差別されていたりして…。
そうやって激しい劣等感を植え付けられて生きてきたわけで。

「自分は他人とは違う! みんなで群れているヤツらと違って、小説とか、映画とか、たくさん知識を溜め込んでるんだ。オレは本当は出来るヤツなんだ!」と、大槻ケンヂの「グミチョコレートパイン」ばりの発想で、劣等感をごまかすことで、なんとか存在意義を見出していた…。

そんな強烈な劣等感を乗り越えようと立ち上がるのは、並大抵の覚悟ではない!
重すぎる劣等感を背負いながら、それでも一歩でも、這いずってでも、少しずつ前へ進もうとする。それがどんなに醜く見えようが、その行為を笑う権利は誰にもない!そうじゃないですか!?

始めはファッション雑誌を読むことさえ恥かしい。

お洒落な服屋に入るなんてとてもじゃないができなかった。
こんなオレがこんなお洒落なお店入ったら店員にバカにされるんじゃないか…そんな想いがぐるぐる回り、実際お店の前を行ったりきたりして、結局は入れなかったりして…。
勇気を出して初めてお店に入った時のことは忘れようはずもない。

美容院なんて、自分の行くところじゃないと思っていた。それでも入ってみると緊張してなにがなんだかわからなかったけれど、少し自分が変われたような気がする…。

モテるヤツにとって見れば小さな一歩でも、オタクから見ればそれは大きな一歩なんです。


今まで脱オタクファッションについて解説しているサイトはたくさんあります。

しかしそこから先、モテない系から脱出し、最終目標である恋人を作ろうというところまでフォローしてくれているサイトは中々ない…。

わずかにあるそういうサイトでも、「合コンで適当に話をあわして、気のありそうなタイプを見抜いておく」とか書いてあってですね。
まず「どう合コンを開くのか?」とか、「どうやって女性と会話をあわせるのか?」とか、そういう行間が本当は知りたいわけじゃないですか。そこ、どうすんのよって。

これからはこの「脱モテない系!」で、モテ要素を解析して、モテるためにはなにが必要なのかを考えていきたいと思います。

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コメント

  1. もり男 より:

    僕もオタクですが女性にモテようと思って服を着たことは一度も無い(つもり)ですよ。僕の格好もどちらかと言うと「ええぇ~?」って思われるような格好が多かったので、ここ数年はTPOを考えて服を着るようになりました。それはモテたいとゆうよりも調和ですね。僕は昔「女のために何で服装変えなあかんねん!?媚びてたまるか!」って思ってた少数意見派でした・・・。ゆえにモテ系と言われるD&Gやディーゼルあたりはすごく嫌いでした(いまはそんなに毛嫌いしてないですが)。僕はオシャレとモテってゆうのは紙一重だと思います。世にいるファッショニスタ達を唸らせつつもなおかつモテるってゆうレベルまでいくとそうとうセンスがある人です。
    その境目を見つけることこそ本当のオシャレなのかもしれないですね。

    ってかオタクってゆうのは総合力に欠けていかんなと思います。

  2. αЧαкO より:

    本家と共に楽しんで読ませていただいています。

    服オタ女もモテません。。。
    話しかけずらいオーラ出過ぎらしいです。

  3. Nachico より:

    はじめましてこんにちは。

    脱オタファッションした者なので、
    最初のころの自分を思い出してジーンときました。

    そんな私もいまではりっぱな服オタ
    になってしまいました。
    そしてすばらしくモテない系です。

    なので、これからの記事を楽しみにしてます!!

  4. foolmacky より:

    今日は。初めまして。
    いつも楽しく拝見しています。
    私もオタクで内向的ですが、私にとって服は、まず自分自身の気持ちを良くするためのものであるし、次に周りの人とのコミュニケーションの手段でもあります。服を変えることで周囲の自分に対する見方は確かに変わると思います。でも、モテるかどうかは、それより出会いの機会の数に比例するのでは?
    だって単純に考えても週に1人しか女性に会わない人より、100人の女性に知り合うチャンスのある人の方が恋愛できそうな気がしませんか?
    確率の問題だと思います。
    もしかしてそんなこと十分に分かっていて書いてらっしゃるかもしれませんが。
    では、これからも楽しい記事を待っています。

  5. Alceste より:

    いや~今回は真面目なコメントが多かったですね…返信もかなり緊張してしまいます。

    確かに記事内容ではちょっと強引に論を展開しています。
    ファッションは異性のため「だけ」にするわけではないでしょうけれど、そこにはやはり異性を意識している部分があるのではないかと思うわけです。
    人の言葉を借りてしまいますが、Elasticのdaleさんの下記の記事が参考になるかと思います。
    「「異性のためにオシャレをする」と言えない理由」
    http://taf5686.269g.net/article/4269748.html

    > もり男さん
    モテというと極端ですけど、他人の目を意識すると言うことは、やはり同性だけでなく異性の目も意識しているもんじゃないかとは思うんですよね。それは無意識下の問題かもしれませんけれど。
    確かに仰るように、過剰なモテ意識は、逆にかっこ悪いというのは感じます(苦笑)
    男性の場合は特にそうですが、ハイファッションとモテとはまた別のベクトルだと思うので、それを両立するのはかなり至難の業ですよね。ま、その辺はおいおい語っていければいいなと思ってます。


    > αЧαкOさん
    本家とこちらではかなりイメージが違うので、驚く人もいるんじゃないかと思ってます(笑)
    服オタといっても女性の場合は大概かなり着こなしていますから、服オタというよりお洒落上級者という感じですよね。
    女性の場合、どこかスキがある方が、近づきやすいのかもしれませんね…。
    今後ともよろしくです。


    > Nachicoさん
    > 最初のころの自分を思い出してジーンときました。
    それは嬉しい限りです。自分も最初の頃を思い出して、なぜ今ではこんなにスレてしまったのかと、後悔が(苦笑) しかし後戻りはできそうもありません(笑)
    服オタ=モテから遠ざかる、という式が成り立つ気がしますね~。
    これからの記事もがんばりますが、期待しないで待っててください。よろしくです~。

    > foolmackyさん
    端的に言うと「服装が自己満足でありつつもコミュニケーションの手段である」という意見は賛成です。
    自分の意見としては、以前自分の書いた下記記事「ファッションとディスコミュニケーション」を参考にしてもらえばと思います。
    http://blog.tsushin.tv/alceste/item/23571
    > 服を変えることで周囲の自分に対する見方は確かに変わると思います。
    確かにその通りだと思います。
    そしてもう一つ変わるのが、逆に「他人に自分がどう思われているのか?」という不安が払拭できることなのだと思います。これって結構重要だと思ってしまうんですね。
    > でも、モテるかどうかは、それより出会いの機会の数に比例するのでは?
    この点については実はそうは思っていないんです。
    確かに機会がなければ、恋愛するどころの話じゃないわけですよね。しかし「機会がたくさんあれば恋愛できる、それは確立の問題だ」とも言い切れないのではないかとも思っています。
    いつか話題にするかもしれませんが、エーリッヒ・フロムの「愛するということ」では、愛についての誤解について、下記のようなことが書かれています。
    「愛の問題とはすなわち対象の問題であって能力の問題ではない、という思い込みである。愛することは簡単だが、愛するにふさわしい相手、あるいは愛されるにふさわしい相手を見つけることは難しい――人々はそんな風に考えている」と。
    モテという言葉には矛盾が含まれているわけで、いずれは愛について真剣に書かなければならないことになってくるような気もします。
    しかしそこまでいくと自分の手には負えないレベルなので、非常にいきづまりそうですね~(苦笑) ま、がんばってみます。

  6. テル より:

    なかなか、奥深い問題に切り込んで来ましたね!自分も、着る事へファッションへ舵を切って15年になります。そのお陰かどうか食事ぐらいは美人と出来るぐらいにはなりました...が、「もてて」はいません(笑)。
    今日も、仕事で若い夫婦とお話をしたのですが、乱暴に言うと女子は「生理的に好きで、自分が理解出来るものが好き」な方が多い気がします。なんで、ハイファションと格闘して自分なりに消化して「おー」という感じに我々が、成っても「敬意」は発生しても「もて」は無いでしょ。女子も、ハイファッションにも係るお洒落上級者は矢張り大概の男子は近づき難いと思います。

  7. Alceste より:

    > テルさん
    自分もモテてないのに、こんな記事書いてていいのかという気がします(苦笑)

    男性の方がマニア気質なんですよね。だから何でもそうですけど、細かい部分にこだわってしまう。女性から見たら全部同じでも、男には微妙な違いがあるという感じでしょうか。

    女性の場合ハイファッション好きでも、それをきちんと着こなしていて、いわゆる服オタみたいにはならないんじゃないでしょうか?
    確かにヨウジとか着こなしている女性って、素敵だと思うけれど近寄りがたい雰囲気持ってますよね。スキがないというか。

  8. to より:

    自分なんかはどんどんモテない方向にしかいってない気がします(苦笑

  9. Alceste より:

    > toさん
    いやいや、toさんはヨウジかっこよく着こなしているなと思います。
    ただデザイナーズブランドとモテはまた別ベクトルなんでしょうね…。
    自分もギャルソン好きですけど、あまりデートの時とかには着てないですね…。逆にプラダとか着てますよ(苦笑)

  10. 匿名 より:

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