(アークテリクス) ARC’TERYX バックパック 22L ARRO 22 [アロー22]
アークテリクス(Arc’teryx)のリユック、アロー22。
ビームスがタウンユース用に大々的にプッシュし、一時期は大学生御用達とまで言われたアウトドアブランドの一番人気バックパックである。
しかしやたら絶賛&片面提示されまくりで、そのデメリットについては一切触れられていない状況が気になった。そこで今回はアロー22の注意すべき3つの問題点について書いてみようと思う。
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01 ファッション考察
ファッションブランド「GRASSROOTS」(グラスルーツ)-震災のその先を目指して…
被災地の復興支援、自分にいったい何ができるのか?
そのことがずっと心のどこかで引っかかっています。
ブログ「念」でファッションの楽しさを伝えてくれていた藤原さんが、自らデザイナーとして立ち上げたファッションブランド1sin(イッシン)。
「ファッションビジネスを通じた社会的課題の解決に向けて取り組む」という活動理念の元に、被災地の復興支援という大きな課題に真っ向から取り組んで早二年が経ちました。
(1sinのこれまでの活動はこちらからご覧いただけます)
「One stitch one hope Project」
http://1sin.net/special/special01.html
そしてその藤原さんが、今回新たに「復興の先」に目を向け、【(有)スズキ企画】(宮城県南三陸町)と一緒にオリジナルブランド「GRASSROOTS」(グラスルーツ)を立ち上げるとのこと。
それに向けてクラウドファウンディングとして「READYFOR?」で“GRASSROOTS PROJECT”を行っています。
なぜ1sinではなく新たにブランドを立ち上げるのか、そしてそのブランドにかける想いなど、それはぜひリンク先を読んでみて頂けたらと思います。
【「READYFOR?」の“GRASSROOTS PROJECT”】
https://readyfor.jp/projects/grassroots
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スーツを着る理由…雑誌の語る英国紳士の精神性の嘘
なぜ社会人はスーツを着なければならないのか?
その回答の一つは、スーツが正装として定められているからです。
クールビズも定着し、徐々にビジネスでもスーツを着なくてもよいという環境になりつつありますが、それでも冠婚葬祭ではスーツを着ますよね。
ビジネスの場でもスーツを着る、それは形骸化しようとも礼節を重んじることであり、強いては相手への思いやりに繋がるものなのです。
だからスーツを着る。ごく単純な理由です。
しかしもう一つ、スーツを着る理由があるのです。
サッカーとか見てても、ヨーロッパ出身の監督などは熱帯地域の国に行ってもスーツ着てますよね。
なぜあんな暑苦しい格好しているのか?
その理由は、服装による身分の差別化にあるのです。
結論から先に書くと「スーツは真っ当な身分の者ですよってことを現している」からなのです。
今日は「スーツ雑誌が語る英国紳士の精神性」の嘘を暴いてみたいと思います。
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MEN’S EX別冊「本格スーツ大研究」、スーツ雑誌のギリギリの挑戦
本格スーツ大研究 MEN’SEX特別編集
世界文化社
さて、随分前に発刊された本ですが、本日はMEN’S EX特別編集本「本格スーツ大研究」についての書評です。
本来スーツ雑誌が語ることができない、そのギリギリの挑戦をしているというただ一点だけで、この本の存在価値があると自分は思っています。
この本が単なるスーツやオーダー紹介雑誌と異なるただ一つの点、それはテーラー&カッターの有田一成氏のインタビュー掲載にあります。
そのインタビュー内容は後ほど語ることにして、この本の面白い点を幾つか紹介しておきます。
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フォックスアンブレラズの折りたたみ傘
FOX UMBRELLAS 【フォックス アンブレラ】 折りたたみ傘
今日は購入して使いやすかったフォックスアンブレラズ(FOX Umbrellas)の折りたたみ傘を紹介してみます。
朝のニュースで「降水確率40%」、しかし出勤時にはまだ雨降ってない…。
そんな日は長傘を持ってくのもメンドクサイと思う人も多いのではないでしょうか。
ましてや満員電車でおしくらまんじゅうされるようなサラリーマン生活だと、長傘は相当邪魔だったりして…。
かくいう自分は余程大雨の日ではない限り、折りたたみ傘を使っています。
半分はみ出しつつもバッグに収納でき、さっと畳める折りたたみ傘は使い勝手良いものです。
(以前購入した前原光榮商店の傘、ほとんど使ってない…)
今日はそんな中で折りたたみ傘の種類の解説も交えて、フォックスの傘を紹介します。
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染色堅牢度とは?
「ユニクロの服って、発色が悪いよね~」などと、服の発色のよしあしを批判されることって多いですよね。
でもその発言って大抵の場合、染色堅牢度のことを考えられていないわけです。
服の発色と染色堅牢度は反比例することが多く、実は色合いの綺麗な服が必ずしもいいとは限らないのです。
染色堅牢度ってなんぞや?と思った人も多いかもしれませんが、
単純にいうと染色の丈夫さの度合いです。
JIS(日本工業規格)によって、等級が定められています。
染色の堅牢さというと、洗濯による色落ちのことを考えられる方もいるかもしれませんが、
それは染色堅牢度の中でも「洗濯堅牢度」という一評価です。
染色堅牢度には、洗濯堅牢度、耐光堅牢度、摩擦堅牢度などがあり、それぞれについて変色の試験が行われます。
詳細はこちらなど(他にも検索すれば色々出てきますが…)
http://www.qtec.or.jp/jp/index.php?id=481
さて、じゃぁその染色堅牢度って何で必要なのか。
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クラシックスーツから見るメンズモード4つの分類
モードの世界でも、メンズではほとんどのデザイナーがスーツを作っています。
むしろスーツを作らないデザイナーの方が珍しい。
それはデザイナーたち自身が語るように、メンズ服には制約が多いこともあるでしょう。
しかし逆に自分はメンズを作るデザイナーは、スーツにこそ、その力量が出てしまうと考えています。
かつて一度紹介していますが、服飾評論家の落合正勝氏はメンズモードのデザイナーに対してこのように語っています。
「彼らは一見新しいスーツをデザインしているように見えるが、決してそんなことはない。クラシック、つまり英国のスーツを根底に、それをどんな風に砕くか腐心しているに過ぎない。砕くというと語弊があるかもしれない。新たなクラシックを構築しようとしているのだ」
「一流のデザイナーたちは、クラシックを学習し、学習の後に、それを元に服をデザインしている」
そこで今回はクラシックスーツの観点から見たメンズモードを分類してみたいと思います。
各デザイナーがクラシックスーツに対してどういうスタンスを持っているのか、
それを知ることによって、より理解が深まることもあると思うので。
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三陽山長とクロケット&ジョーンズの革靴を比較してみた!
かねてより愛用している三陽山長の靴。
クロケット&ジョーンズの靴のラスト(木型)を研究して、結構影響を受けているのではないかと思っていました。
そこで今回三陽山長を紹介すると共に、クロケット&ジョーンズと写真で比較を行い、より詳細な違いに迫ってみます。
(ちなみにクロケットは1年弱使用した物で、山長は新品の物なので、使用感は比較対象外としています)
まず上からの写真。上側が三陽山長、下側がクロケットです。
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デザイナーのミリ単位のこだわりってなんだよ!?
よくいるじゃないですか、
「ミリ単位でこだわってます」
と平然と言い放つファッションデザイナーがッ!
(別にジョンローレンスサリバンのことを言ってるわけでは…ありますがw)
でもミリ単位って、2~3ミリの違いを意識できるってことですか?
2~3ミリの違いがきちんと服に反映されると思っているってことですか?
ハッキリ言いますが、それは大嘘です。
もし本気で信じているとしたら、そのデザイナーはニワカです。
服飾業界の常識を知らないとしか思えません。
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ミニマリズムとシンプルの違いとは?
ミニマリズム ジェイムズ マイヤー
某所でElasticのdaleさんが、ミニマリズムとシンプルの違いについて言及していたので、
それに影響を受けてちょっと自分なりの考えを書いておきたいな…というのが、今回の趣旨です。
そうですねッ!
ネタパクリですッ!
イヤイヤ、もう子供じゃないんだから、パクリとかなんとかはいいんですよ!
今はリスペクトとかいい言葉があるんですから~!(苦笑)(といいつつdaleさんごめんなさい…)
というわけで本題に戻ります。
ファッションにおけるシンプルとミニマリズムの違いはなんなのか?
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