テーラー&カッター 有田一成氏の作るオーダースーツ


テーラー&カッター(TAILOR&CUTTER)は、仕立て屋の有田一成氏が作るビスポークスーツのオーダー屋さんです。

英国調クラシックスーツを基本に、独自のセンスで作る洗練されたシルエットのスーツ。
クラシックスーツというと古臭いイメージを想像する人もいるでしょうが、テーラー&カッターのスーツは全く違います。

スーツ雑誌の特集でも良く掲載されてますし、今一番注目度の高いテーラーだと思います。

有田さん自身もテーラーの常識をくつがえすような風貌です。
金髪のイケメンで、スリーピースのスーツにド派手なタイピンとドデカいカフスボタンをつけているのですが、それがまた嫌味にならず、とてもカッコいい!
おまけにトークもおもしろく、職人としての腕も素晴らしい。こりゃモテるに違いないって感じの男性です(笑)

「テーラー&カッター」と有田さんについての詳細を知りたい人は下記の記事を見てみてくださいな。
http://allabout.co.jp/mensstyle/mensfashion/closeup/CU20050226A/index.htm


自分もそんな有田さんに惚れこみ、すでにテーラー&カッターで2着スーツをオーダーしています。
(といってもフルオーダーではなく、イージーオーダーですが…笑)

新宿伊勢丹メンズ館でもテーラー&カッターのスーツがオーダーできる上に、有田さんの出張採寸もあるということでした。
というわけで一回目のオーダーは、有田さんの出張採寸日に新宿伊勢丹で行いました。

有田さんのすばやく丁寧な採寸取り。
オーダー時には結構色々な質問をしたんですけど、有田さんの回答はどれもすばやく的確でした。
短いやり取りの中でも、人柄と職人気質が感じられ、自分も一気にファンになってしまいました。

テーラー&カッターにはハウススタイルがあります。
フレアした袖先と、フレアパンツ、カッタウェイフロント(前裾を大きく切り落としフロントがカーブを描いた形)、それに拝みボタンの一つボタンです。

自分はとてもこのハウススタイルが気に入ったのですが、有田さんと相談した上で、ビジネスでも使えるようにボタンは普通に2つボタンにしました。

1着目は黒のストライプ生地に、裏地は鮮やかなボルドー。かなり色気のある仕様です(笑)

実際オーダーにかかった時間は一時間ほどだったんですが、とても面白くあっという間に時間がすぎてしまいました。
そしてスーツが出来上がるまでは、期待と不安で胸いっぱいだったのですが、一ヵ月後、実際出来上がったスーツを着てみると、予想を上回るフィット感とシルエットの美しさ。

上着は英国風の構築的な肩周りと、高い位置でグッと絞ったウエストが綺麗なシルエットを作っています。やはり既存のスーツには無い独特の色気がありますね。
イージーオーダーといっても、かなり良い工場を使っているようで、裾上げ一つとっても、そこいらのお直し屋ではできないくらい、綺麗にできていました。
こうなるともうオーダーがクセになってしまいます(笑)

有田さんは、文化服装学院卒で元々はメンズのデザイナーを目指していたという、テーラーにしては変わった経歴の持ち主。
なので、やはり普通のテーラーには無い独特のデザイナー的感性があるように思います。

ここのスーツはクラシックが好きな人はもちろんですが、むしろデザイナーズスーツが好きな人にこそ着てもらいたい!と思ってしまうんですよね。
そのぐらい、シルエットの構築感は素晴らしいものがあると思います。

テーラー&カッターのスーツについては、また今度しっかりブログのネタにして書いてみたいと思っています。
ぜひみんながスーツを作ってみたくなるような紹介文を書けたら嬉しいのですが(笑)

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コメント

  1. ベッドヤクザ より:

    いいですねぇ、って今度会うときは着て来てくださいよ。お店のほうも楽しそうですし。
    東京のお店なのでなかなかオーダーをかけるって訳には
    行かないかも知れませんけれども、、、。

    僕のほうは来年「かなり良い工場」と言われる所で一つ作る気でいます。
    自転車で10分ぐらいの所にあるし。
    オールアバウトにも載ってる所ですよ。

  2. オトン より:

    オーダーはいいですよね。
    デザイナー物のジャケットを買うよりもオーダーした方が生地も選べるし
    体に合ったものが作れるし良いです。
    と言いつつ最近ステファンのジャケットを買ってしまいました。

    最近はジャケットを買おうとする時に
    「これを買うか、それともオーダーした方がよいのか…」
    といった心の葛藤が多いです。

    近々私も黒のシャドーストライプのスーツを作りたいと思っているのですが、私もそれに鮮やかなボルドーの裏地を合わせてみたいなと思っています。
    alcesteさんがお作りになられた、
    その黒ストライプにボルドーの裏地のスーツの印象を参考までにできればもう少し詳しく教えて貰えませんか?

    次回のテーラー&カッターの記事も楽しみにしております。

  3. Alceste より:

    > ベッドヤクザさん
    じゃぁ今度会うときはぜひテーラー&カッターのスーツを着ていきます。

    関西でよい工場っていうとどこでしょう?リングヂャケットとかでしょうか?う~ん。
    オーダーしたら、ぜひ写真でも見せてください~。
    オーダーはクセになりますね~。


    > オトンさん
    > 最近はジャケットを買おうとする時に
    > 「これを買うか、それともオーダーした方がよいのか…」
    > といった心の葛藤が多いです。
    その心境よくわかります!やっぱりオーダーした方がいいのかなぁとは思うんですが、デザイナーズブランドの服には、またそれなりのよさがあるんですよね~。迷うところです。

    自分の作ったのは、生地が1センチ感覚くらいのピンストライプ(黒地に白)です。
    裏地は深みのあるボルドーで、そこまで派手ではないですね。
    黒生地にボルドーの裏地はかなり映えると思うのでオススメです。
    オーダーぜひ楽しみましょう!

  4. トニー より:

    こんばんは。
    僕もtaylor&cutterはhugeで以前記事を見かけて良いなぁと思っていたのですが、フレアなんですね、、、。
    僕はフレアしてる服が苦手なのでちょっと考えてしまいました。

    他にもオーダーのご経験がありましたら、オーダー遍歴的な記事を書いていただけたら嬉しいです。

  5. Alceste より:

    > トニーさん
    実はシャツは色んなところでオーダーしているのですが、恥ずかしながらスーツのオーダーはテーラー&カッターでしかしたことがないんです。

    ただテーラー&カッターでは、袖やパンツがフレアしていないタイプもオーダーできます。

    パンツに関してはひざ部分とスソ部分のセンチ指定ができます。ですので、ひざ下ストレートやテーパードなど自分の思うとおりのラインで作れると思います。

    テーラー&カッターはフレア袖、フレアパンツだけが取り柄ではなく、ハイウエストでシェイプされたシルエット自体が素晴らしいと思うので、ぜひオーダーをオススメします。

    その他、オールアバウトというサイトなどで、色々なテーラーが紹介されているので、こちらも参考になると思います。

    http://allabout.co.jp/mensstyle/mensfashion/

  6. トニー より:

    お返事ありがとうございます!
    センチ指定なんて出来るんですねぇ。

    貧乏学生ですが、ゼヒゼヒお金をためてオーダーしてみたいと思います。

    ちなみにシャツは僕は一度タツミシャツというところで作ったことがあります。
    シャツオーダーのお話も興味があるので機械がありましたらよろしくお願いします。

  7. Alceste より:

    > トニーさん
    学生さんだったんですね。
    最近の学生さんはホントにお洒落な人が多いですよね。昔の自分なんか学生の時はすごいダサダサでしたから。ここまでくると時代が違うという気がします。

    シャツオーダーは失敗することが多かったりしたので、お勧めできるところって難しいですね。その辺の話も今後ブログで取り上げてみたいと思います。よろしくです。

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