オシャレクエスト?


お洒落を一言で言うとなんなんですか?って、これって相当難問です。

よくファッション好きでも、お洒落じゃない人っていますよね…。
実は自分もそんな一人です(笑)

そりゃファッションにこだわっているし、知識もついた。
だからそこそこには見えるだろうし、正直「お洒落ですね」といわれることも、まぁ結構ありますよ(笑)

でもそれは自分の考えるお洒落とは違う、理想とはかけ離れている…気がしてならないわけです。
そうなるともう強迫観念に駆られたように、お洒落とは何かを探し始めてしまうわけですよ。

オシャレクエスト、終わりのない旅の始まりです。


お洒落とはセンスを磨くことなのか…。
じゃぁセンスってなんだよ?感性か?お洒落=感性というと、ちょっと違う。センスは必要だけれど、それだけじゃないはずだと。

それともブランド服を着ることか?
いやいや、お金をかけてブランド品を買いまくっても、必ずしもお洒落になれるわけじゃない。そういう失敗は数多く見てきたし、してきたじゃないかと…(苦笑)

お洒落は自己表現の一種というけど、アートみたいにわけわからん自己を表現してるような人だっているわけで、それも正解とは言いがたい。
それにお洒落が持って生まれたスタイルや顔によるものだけだとは、思いたくないってのもある(そうだったら悲しすぎる…)

お洒落には知識もセンスも経験も必要で、ブランドや縫製にも多少のこだわりがあるだろうし。細かいこといやぁサイジングや色彩感覚も重要です。
そのうえ人間性や中身の問題までかかわってくるものだとも思いたい。

そうやって考えていくと、結局お洒落を一言で説明するのは難しいんですよね。

でもあえて自分はこう考えるようにしています。
「お洒落とは自分自身をデザインすることなのだ」と。

アートのように自己満足の世界とは違う。デザインとは計算のうえに成り立った、客観的で洗練された表現だと思うんですね。
作り手としては苦悩があっても、結果的には簡潔でなくてはならない。時に面白く、アイディアがあり、社会性と自己など相反する物のバランス感覚が求められる…。

そういう意味では、自分をデザインすることは、ファッションだけにとどまらない。音楽、部屋、車、そして生活自体にも影響してくる物だと思うんです。だからお洒落な人は、洋服だけでなく全てに客観的で洗練された表現を追求してしまうものなんじゃないでしょうか?

さて、じゃぁ自分はうまく自分自身をデザインできているかというと、正直いつも微妙にストライクに入りません(笑)

まぁ、お洒落って難しいもんですよ、ホント。

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