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テーラーが絶滅した理由(1)


昔まだつるしのスーツがなかった頃、街には必ずテーラーのお店があり、スーツをオーダーしてくれていました。

しかしもう随分前からテーラーは完全な斜陽産業と化し、スーツをオーダーするなんて一部の上流階級か服オタだけになってしまいました…。

しかし、今の日本のスーツ業界は、完全な職人不足です…。


服飾で最も縫製技術を求められるのは男性のスーツです。
しかしそのスーツを採寸から完成まで一人でぬう為には、最低でも十年の下積みが必要だといいます。しかし現状では十年も下積みして一人前になったところで、その後に高給取りになれるわけでもない。常に受注があるわけでもないのです。

そのためテーラーのなり手はごくわずか。地方のテーラーの二代目等も多いのですが、実際には知識がつく数年くらい下積みして、後は店をついで作業自体は職人にまかせる…という人も多いそうです。それでさえ採算が合わずに店をたたんでいく人が後を絶たなかったのです。

なぜそんな風になってしまったのか?単純にスーツが大量生産されるようになり、オーダーの需要が減ったため…だけなんでしょうか?
確かにそれは重大な理由なのかもしれませんが、そこにはもっと違う理由があると思うんですね。

(長文になりそうなので次回へ続きます)


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