戦争から生まれたファッション


昔は、迷彩柄のパンツはいてる奴は、アキバ系と相場が決まっていたもんです(笑)

しかし今やファッションの一部となった迷彩柄、色んなパターンでお洒落なデザインも出ています。ですが、中には迷彩柄を戦争を想起させるとして反対する人もいます。「戦争アイテムを街中で着るな!」とかって。

しかし実は迷彩柄に限らず、戦争から生まれたファッションというのは非常に多いのです。


古くはネクタイも、16世紀位の兵士達の間で流行したファッションが定着したものだそうです。当時のタイには無事を祈ってのお守り的意味合いもあったんだとか。
だとすれば女性が男性にネクタイを送るというのは、会社という戦場で戦うビジネスマンへのエールといえなくもないですね…。(自分はプレゼントしてもらったこと、一度もないですが…)

近代になってからのトレンチコートは当たり前として、なんとカーディガンやラグランスリーブなんかも戦争から生まれたアイテムだそうです。(カーディガン伯爵とかいって、作成した貴族の名前から取られているって冗談みたいな話だ…)

じゃぁ迷彩柄反対派は、ネクタイ使用も反対するべきなんじゃぁないの?って、思わずツッコミたくもなりますが…(笑)

ただ、それらが迷彩柄と違うのは、いまさらネクタイ見て戦争と結びつける人がいないということでしょうか…。(逆にそんな人がいたら怖い)

ちょっと話はそれますが、デザイナーがタブーとするデザインの一つにカギ十字があります。ナチスを模倣するようなデザインは、安易に使うべきでないというのが、社会通念になっているのですね。
また中国の女優さん(少林サッカーのヒロインの人?)が、日章旗のドレスを着て賛否両論大問題を起こしたって事件もありました。

世の中から争いごとはなくならず、ひとつが終わっても傷跡は深く残ってしまう…。こびりついた恐怖や嫌悪感はそう簡単に洗い流せるものじゃないのでしょう。
ファッションは自己満足ではなく、社会との人とのつながりを意識しなければならないものだと思っています。だとすれば、それを着ることによって他人に極度の不快感を与えることがあるのだとすれば、時には改める必要もあるのではないでしょうか?

迷彩柄やミリタリールックはもはやファッションの一部ですが、考えてみることは悪いことではないと思います。

まぁ私自身は迷彩柄、極度に似合わないんですけどね…(苦笑)

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