![]() | 紋章学辞典 大修館書店 1998-05 売り上げランキング : 51119 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
英国では、ストライプのネクタイは各所属団体を表しているそうです。
(あるストライプをしていると、どこどこの海軍所属とか…)なので、ストライプのネクタイをする場合は注意が必要だとか。ってスーツの雑誌には再三書かれているので、知っている人も多いかと思いますけどね。
これを聞いて思い出したことがあります。ファッションや漫画でも良く使われている紋章です。
実はヨーロッパの紋章には複雑なルールがあり、紋章学という学問まで存在しています。
元々紋章は西洋中世で、戦闘で騎士達個人個人を識別するために編み出されたそうです。だから遠くからでも識別できるような色使いのルールもあり、親兄弟でも別々の紋章を持っています。(IDの代わりみたいな物ですね)
今でも英国の公爵の一人は、その紋章を管理する王立紋章院だかなんだかの院長をつとめているのだとか。まぁ所詮は西洋の伝統なので、日本人には関係なかったりするんですけど…。
でも時々西洋の紋章を真似しているのに、明らかにルールが間違っているプリントとか見つけます…。
フランスのユリのマークの上下さえ間違って使われてたりして…。(最近見た中では、ジュンヤワタナベコムデギャルソンマンで、フランスの国章のユリ文様をさかさまにプリントしたパンツが出ていました…わざとじゃなくて、アレは絶対間違ってます。笑)
タイのTシャツとかによくあるんですけど、海外で間違って使われている漢字とか見ると、笑っちゃうようなの多いんですよ。けれどそれと同じようなことを、ヨーロッパ人からも思われているのかもしれませんね。
問題なのはそんなエセ紋章を、海外で発表してしまっている日本人デザイナーがいるってことでしょうか?まぁ何でもそうですけど、かっこいいからといってヨーロッパの物まねをするだけでは、赤っ恥かいてしまうのでしょう…。
しかしデザイナーってのは大変ですよね。つくづく自分はデザインの仕事してなくてよかったと思います(笑)