絵描きはなぜ服を勉強しないのか?~ヌードデッサンの不思議~


今でこそSEなんて職業やってますが、実は美術系学校に通ってました。(真逆やんっ!)

当然ヌードデッサンもしました…。イヤ、人が思うより忍耐力が必要で苦しい作業ですよ、ホントに(笑)
美大なんかじゃ顕著ですが、絵を描く皆さんはデッサン(特にヌード)をそれこそしゃにむに描きまくります。中には骨格や筋肉のつき方まで研究する人も少なくないです。

しかしいつも疑問に思うんですが、なぜそれほどヌードデッサンには執着するくせに、服については勉強しないのか?


全ての基本が人体にあることはわかりますが、いざイラストで食ってくとなったら、洋服着てる人間が一番描く機会あるはずです。
例えば、スーツの袖ボタンが、袖先から何センチの所に、幾つついているべきか? ネクタイのベストな長さとか。それくらい知っていなけりゃ描けないんじゃないかと思うんですが…。
でも実際は上手なイラストレーターや漫画家でも、服については平気で大間違いしてたりするんですよね。

そう考えると、絵を書く人がヌードデッサンを勉強するのは単に好みだけで、面倒な物は避けてんじゃないの~?と、ちょっとウガった見方してしまいます。(一概には言えないけれど)

しかし逆にクリエイターてのは、その位わがままじゃないと成り立たないのかもしれませんね。

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